情報系を専攻する皆様こんにちは。
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
試験は基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、ITパスポートなどのカテゴリに分かれており、各カテゴリにはさまざまなレベルが存在します。
そこで本記事では、基本情報技術者試験の参考書として使ってきた中でのおすすめ厳選5選をご紹介します。
基本情報技術者試験とは
参考:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html
基本情報技術者試験は、日本の情報処理技術者試験の一部であり、情報技術の基礎的な知識やスキルを評価する国家試験です。
画像の試験のうち、3番目に簡単なテストです。(ですが、簡単ではありません)
基本情報技術者試験は、情報処理分野における基礎的な知識や技能を持つ人材を認定することを目的としています。試験の範囲は広く、コンピュータシステムやネットワーク、データベース、プログラミング、ソフトウェア開発など、情報技術に関連する様々な領域をカバーしています。
基本情報技術者試験は、一般的に大学や専門学校の情報関連学科を卒業した方や、実務経験を積んだ方などが受験対象となっています。
ただ、独学ではいけないというわけではないので独学で取りたい方にもおすすめです。
試験は年に数回実施されており、詳細な情報や受験要項は、日本のIPA(情報処理推進機構)のウェブサイトなどで確認することができます。
基本情報技術者試験の試験概要
略号 | FE |
実施方式・実施時期 | CBT方式より随時実施(2023.7月現在) |
科目A
- 試験時間
90分
- 出題形式
多肢選択式(四肢択一)
- 出題数・解答数
- 出題数:60問
- 解答数:60問
科目B
- 試験時間
100分
- 出題形式
多肢選択式
- 出題数・解答数
- 出題数:20問
- 解答数:20問
基本情報技術者試験のおすすめ独学勉強法
過去問は多数あるが、それだけではダメ
ネットを色々さがせば過去問は多数出てきます。
試験の公式であるIPA独立行政法人情報処理推進機構も過去問をアップしているので、過去問に関しては困ることはありません。
しかし、参考書がないまま初心者がこの試験に挑もうとするとほぼ確実に落ちます。
というのもこの試験、上から3番目の難易度とは言ったものの、もちろん国家資格なので合格率は「23~27%」です。
ITパスポートを先に受けている方であれば、科目Aはいけるかもしれませんが、科目Bで詰むということもあります。
過去問だけの付け焼刃の知識では対抗できません。なぜなら過去問だけでは本質が理解できないので、問題の本質までしっかり理解しなければならないからです。
参考書と過去問を組み合わせる
過去問がネット上に豊富にあるのですから、教科書、もとい参考書を使ってしっかり勉強しましょう。
以下のような特徴を持つ参考書がおすすめです。
1,網羅的なカバー範囲: 参考書は、試験の範囲を網羅していることが重要です。基本情報技術者試験は多岐にわたる科目から構成されていますので、適切な参考書は、試験全体のカバー範囲が広く、各科目に関する基礎的な知識を詳細に解説していることが求められます。
2,分かりやすい説明と例題: これが一番重要かもしれません。参考書は、専門的な情報をわかりやすく解説していることが重要です。良い参考書は、専門用語を適切に説明し、具体的な例題や図表を使用して理解を助けるような工夫がされています。また、実際の試験に近い形式の問題や解説も含まれているとさらに良いです。
3,できれば過去問題の提供: 過去の試験問題を含む参考書は、試験形式や傾向を把握し、実際の試験に対してより効果的な対策を取ることができます。過去問題を解くことで、自身の理解度を確認したり、試験に慣れることができます。これはなくても大丈夫ですが、あって悪いことは何一つありません。
基本情報技術者試験のおすすめ参考書5選
ここからは、実際に使う際におすすめの参考書をご紹介します。
わかりやすく理解のしやすいものを厳選しているのでぜひ参考にしてみてください。
1位 栢木厚「令和05年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室」
おすすめポイント
こちらは私が試験を受けた時にお世話になった参考書&問題集となっています。イラストや豊富な図解を駆使して初心者でもわかりやすいように記載されています。各節は短めの構成なのでながら勉強ができて単語帳を読む感覚で覚えいることができます。堅苦しくなく楽しく勉強できるのが良いですね。

商品詳細
ブランド | 栢木厚 |
商品名 | 令和05年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室 |
公式価格 | 1,848円 |
公式サイト | https://gihyo.jp/book/2022/978-4-297-13130-2 |
2位 きたみりゅうじ「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和05年」
おすすめポイント
こちらも同じ出版者の参考書で、栢木先生のものと似てはいるのですが、わかりやすさの観点からすればこちらに軍配が上がります。すべての解説をイラストベースで行っているため,とてもわかりやすい解説となっており、過去問を抜粋した練習問題と解説も収録されているので、0から勉強を始めたい人におすすめです。

商品詳細
ブランド | きたみりゅうじ |
商品名 | キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和05年 |
公式価格 | 2,310円 |
公式サイト | https://gihyo.jp/book/2022/978-4-297-13186-9 |
3位 高橋 京介「【令和5年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集」
おすすめポイント
「いちばんやさしい」というだけあって、本当に知識のない学生でも始めることができる参考書となっています。ITパスポートなどもう受けている人はここまでの優しい解説は必要ないと思うので、本気で0から始める絶対に受かりたい学生さんにおすすめの一冊です。赤シート付!

商品詳細
ブランド | 高橋 京介 |
商品名 | 【令和5年度】 いちばんやさしい基本情報技術者絶対合格の教科書+出る順問題集 |
公式価格 | 1,958円 |
公式サイト | https://www.sbcr.jp/product/4815618414/ |
4位 イエローテールコンピュータ「令和05-06年 基本情報技術者の新よくわかる教科書」
おすすめポイント
こちらは最短で基本情報技術者試験に受かりたい人向けです。ある程度の知識がある方であれば必要情報のみのこの一冊で何とかなります。模擬試験や,頻出用語をスマホで確認できるダウンロード付録「試験によくでる用語マスター」もついています。

商品詳細
ブランド | イエローテールコンピュータ |
商品名 | 令和05-06年 基本情報技術者の新よくわかる教科書 |
公式価格 | 1,628円 |
公式サイト | https://direct.gihyo.jp/view/item/ |
5位 角谷一成「令和05年 基本情報技術者 合格教本」
おすすめポイント
新制度の試験に対応している本書は過去問からの例題や出題分析もしてくれているので傾向と対策がしっかりなされています。スマホやPCから利用できる「問題演習Webアプリ」もついているのでいつでもどこでも勉強することができます。

商品詳細
ブランド | 角谷一成,イエローテールコンピュータ |
商品名 | 令和05年 基本情報技術者 合格教本 |
公式価格 | 1,848円 |
公式サイト | https://gihyo.jp/book/2022/978-4-297-13164-7 |
教材の良し悪しはあるが、結局は自分のやる気次第
情報処理技術者試験の合格を目指す多くの受験生が、適切な教材選びに注力しています。
確かに教材の選択は重要ですが、最終的に成功するためには自分自身のやる気と意欲が不可欠です。
なぜ自分のやる気が重要なのか、そして教材の良し悪しよりも自己の意欲を高める方法について考えましょう。
最終的に信じられるのは自分だけです。ただ、ここで紹介したわかりやすい教材などが皆さんのモチベーションの向上につながればと思います。
頑張ってくださいね。